感謝 感謝 ありがとうございました

子どもの頃さ、
店と自宅は離れていてがっから帰ると親は居ない、
寝静まった頃親が戻ってくる、
下手すると日曜日くらいしか会わないなんて事もザラにある…
そんな家庭だったのね。

まぁでもグレることなくこうやって今の自分が居るわけで、

そんな俺を不憫に思ってかいろんな大人の人に助けてもらってた。

中学に入って一緒に遊ぶようになったヤツがいて

中学、高校と社会人になるまではほとんど毎日のような遊んだヤツでさ、

そいつの家じゃ俺の分までご飯が用意されててさ、

なんか悪い事すると２つ上の兄貴にはよく叱られてさ、

そこの親戚の集まりなんかにも何故だか俺も参加でさ(笑)

通知表もらうと自分の親より先にそこのオヤジに見せてさ

あまりの悪さに二人揃って叱られてさ、

そこの家は害虫駆除の会社していて、アルバイトでお手伝いと称して現場にも連れて行ってもらってさ、

その時のお昼ごはんはいつも「あさくま」で学生ステーキセットでさ、

一緒にフィリピンパブ行ったりさ、

お正月になると俺の娘にもちゃんとお年玉くれてさ、

酔っ払うと次々と自分の趣味の物を見せたがってさ、

象牙の麻雀牌とか珍しい洋酒とか自慢気にさ、

酒飲めなくなって
それでも久しぶりにきも善に来てくれてさ、

本当に身内な親父でさ、

話は尽きない面白い人でさ、


そんなオヤジさんが昨日亡くなった。

害虫駆除の仕事しているだけに６月４日

６と４で虫の日らしい、
死ぬ時までネタ提供してくれてさ。


昨日仕事終わってから葬儀場に行って

久しぶりに再会した兄弟と朝白々するまで酒盛りで大騒ぎ

オヤジさん亡くなったってえのに

オヤジさんの亡骸前でみんなで大爆笑


これで良いんだよね

オヤジさん
今までいろいろありがとうございました。